コラム

ダイビングショップの選び方

ダイビングライセンスは取ること自体が目的ではなく、取った後にダイビングを楽しむことが本当の目的です。
ライセンスの取得も重要ですが、ダイビングを楽しむためにはその後のダイビングが自分に合ったスタイルで出来るか事前に十分確認する必要があります。
ではどのようにダイビングショップを選べばいいでしょうか?
ダイビングショップは大きく都市型のダイビングショップと現地のダイビングサービスに分けられます。

1)都市型ショップ
都市に拠点をおいて都心から送迎ツアーを開催するスタイルがメインになります。店によりますが伊豆半島や湘南、房総方面へのダイビングツアーを開催しています。常連になれば自分の好みや弱点を把握したスタッフが対応してくれるので安心できます。
2)現地サービス
現地のダイビングポイントに施設を構え、ライセンス取得コースもやってますが、現地のダイビングポイントのガイドがメインとなります。現地まで自分で行く必要がありますが、だいたいは現地最寄駅でピックアップしてくれます。現地のスタッフとは都市型ショップ程のつながりはないですが、ご当地の海について知り尽くし、最新情報も把握しているので、見たい生物のリクエスト等にしっかり応えることが出来ます。
3)都市型ショップと現地サービスの違い
都市型ショップは送迎つきツアーのため、現地サービスに比べ料金は高くなります。
都市型は常に顔見知で自分の弱点を把握したスタッフが対応してくれますが、現地サービスは違うポイントに行くと自分の弱点の情報はリセットされます。
逆に現地サービスはレアものや生物リクエストに対する満足度が高いので、ベテランになると現地に直接行くパターンが多くなります。
4)ダイビングツアーを念頭においたショップ選びのポイント
①ツアーの料金
 せっかくライセンスコースが安くてもダイビングツアーが高い場合があるので、事前に注意する必要があります。
 また、機材を持たないと高いレンタル料金がかかるケースが多いのでこの辺も確認しておく必要があります。
 ホームページにツアー料金やレンタル代の記載のないショップもあるので申込む前にしっかり確認する必要があります。
②ツアー目的地のバリエーション
 行くポイントの範囲が狭くないか?行きたいポイントがあってもツアーが組まれない場合があります。
 行きたいポイントがリクエストできるかも重要です。ほとんどの都市型はスケジュールが固定となっていてリクエストは受けてないです。
 最小携行人数があって例えば3人以上でないとツアーが開催されない等の制約も確認する必要があります。
③現地のダイビングサービスの選び方
 行きたいポイントに自由に行きたい場合は直接現地サービスに行くのがお勧めです。
 料金は安いですが現地までの交通費や重いマイギアを運ぶ必要もあります。

ダイビングが続けられない

1)ツアー行くのにお金がかかる。
東京送迎の都市型ショップでは伊豆の日帰りビーチダイビングで18,000円から23,000円、さらに+機材フルにレンタル(+6千円~9千円)で合計25,000円~32,000円になります。一方、現地のダイビングサービスは10,000円~14,000円位で、機材レンタルは5,000円程度です。但し、現地までの交通費は負担する必要があります。ゴルフと比較しても名門コース並み料金と同等でダイビングに月一回行くのは難しくなります。
2)「機材」が重くのしかかる
「一人前のダイバーになるには自分で機材持つのは当然」というのがこの業界のスタンダードとなってます。しかしフルセットすべて揃えると通常400,000円はかかります。特に都市型ショップの場合は機材販売を重視してますが、ほぼ値引きなしの定価販売です。安い量販店や通販での最安だと150,000円程度で済みますが、機材販売を一生懸命やっているショップさんに他で買った機材持ちこむのは非常に気が引けます。
さらに年1回のオーバーホールがだいたい20,000円、持っていても場所も取る、集合場所まで自分で運ばないといけない等・・・機材の自己所有はなかなか難しい状況です。じゃあレンタル機材で十分かというと古くて怪しい機材だったりしないかこれまた不安を感じたりもします。利用するショップやサービスのレンタル機材の状態を事前に確認するのはほぼ不可能です。ダイビングは機材が無いと成立しないレジャーですが、この機材が重くのしかかるのも事実です。。
3)行きたいポイントに行けない
ツアーに行きたくてもどこのショップさんも行くポイントのスケジュールが決まっていて好きなポイントになかなか行けない。自分で現地ダイビングサービスを選べば好きなところに行けますが、車で行く人は大丈夫ですが、電車では現地まで重い機材を運ぶ必要があり、また天候によりクローズになったら自分で代替え地を選ばないといけません。
4)仲間がいない
ゴルフみたいに多くの人がやるレジャーは必ず仲間がいますが、ダイビングとなると中々仲間に巡り合えません。
大型の都市型ショップは大勢で行動するので、友達できる楽しみもあります。仲のいい人が出来たら示し合わせてツアーに一緒に行くのも手です。但し逆に、団体行動の苦手、見たい生物のリクエストが通らない、帰りの食事で行きたい店があってもなかなか行けない、終わった後のみんなでやるログ付けにあまり必要を感じない人もいます。もっと自由に思い通りにやれればもっとダイビングを続けたいという人もいます。
5)セッティングや機材洗い等やることが多い
「当然機材のセッティング~機材洗い全てを自分で出来ないといけない・・・」というのがダイビング業界の常識です。でも寒い日や暑い日、雨の日の屋外の作業がかなり負担がかかるのも事実です。また機材セッティングに戸惑っているとみんなの足を引っ張るのでは!とか一人だけできないと恥ずかしい等、自信がなく心配で行くのをためらう人もいます。普段器材セッティングの練習は実質無理なのでいきなりぶっつけ本番となってしまいます。

当ショップではこれらのハードルを低くし多くの人がダイビングを楽しめるスタイルを目指しています。

ダイビングの上達について

  • ダイビングは初心者でも十分楽しめますが、ある程度上達しないと楽しみの範囲が広がらないというのは事実です。空気の消費が早いとダイブタイムが短くなります。ストレスを抱えるとゆっくり生物や景観を見て楽しむ余裕もありません。
    でも上達しないとダメというプレッシャーを感じる必要はありません。よくダイビングスクールでフィンキックがダメとかいろいろ教育的指導を受け大変苦労された経験を持つゲストさんが当社に来ますが、そんなプレッシャーを抱える必要は全くないと思ってます。
    当社に来られるお客様は毎月来られる方は何も考えずに自然にうまくなってます。
    当社では楽しみ優先であまりスキルについて指摘はしていませんが、ワンポイントアドバイスは要所要所で行ってます。
    ではワンポイントアドバイスってどんな事でしょうか?主に以下の2項目です。

    1)息を吐ききる癖をつける
    だいたいのビギナーさんは緊張のせいか肺が膨らんだ状態で浅くて速い呼吸をしています。これだと潜降がスムースにできず、また肺の中の二酸化炭素が排出されないため、息苦しくなりエアーの消費が早くなります。さらに苦しい状態を続けているとパニックに至る可能性もあります。
    よく「深呼吸してください」と言いますが肺に空気が入った状態で息を吸おうとしても吸えなくて思った通り深呼吸ができないということになります。
    大事なことは「息を吐くこと」です。呼吸は普段は無意識におこなってますが息を吐ききるためには意識して呼吸しないといけません。ただ意識するのは吐くことだけです。人間は吸う方は意識しなくても自然に吸います。
    息を大きく吐くことにより肺の膨らみ具合の幅が広まり浮力が自由にコントロールできるようになります。また、エアー持ちも各段によくなります。
    できるできないは別としてまずは意識することが重要です。

    2)BCに空気を適切に入れる。
    多くのゲストさんは10m以深になるとBCの空気の入れ方が少なくマイナス浮力になってます。そのため地ベタを這って砂を巻き上げたり、中層で泳げても絶えずその深度を保つためにフィンキックを力強くしなければならす疲れたり息切れしてエアーの消費が早くなったりします。
    ではなぜBCに空気をいれないのでしょうか?やはり急浮上してしまうのではないかという心配から吸気が遠慮がちになるのです。
    ではどんなタイミングでBCに吸気入れればいいでしょうか?潜降時はだんだん浮力が落ちてきて沈むようになりますが、息を目いっぱい吸っても沈むようであればBCに吸気します。この場合思った以上に入れる必要がありますがなかなか入れ切らないのが現状です。吸気してもし思った以上に浮き始めたら、まず息を吐ききってそれでも浮くようであれば早く排気します。とにかく吸気は思い切ってやってみましょう。そして息を吐いても浮きようであればすぐに抜けば問題ありません。潜りながら意識していろいろ実践してみるのが重要です。
    これができるようになると中性浮力がとれるようになります。フィンキックも自然にうまくなります。また疲れもなくなりエアの消費もおさえられます。
  • 上記の1)と2)を意識すれば上達の近道となりますが、とにかくダイビングの頻度を多くして楽しみことが重要です。その時にこの1)と2)を頭の隅においていただければさらに上達の近道になります。